その52 マイクロストレスについて
今月号のハーバードビジネスレビュー(HBR)で「マイクロストレス」が特集されています。



マイクロストレスとは
日常経験する些細な事柄や楽しいとさえ感じていること(マイクロストレス: 自分がストレスと認識していないい刺激)でさえ、積もり積もると私たちの脳機能を阻害する原因になります。

明らかなストレス刺激に対しては、それを回避するための無意識な防衛機能(その場から離れる、深呼吸をする、泣く)が元々備わっています。ところが、その刺激がストレスフルでない程度の刺激では、そのような防衛機能が働かないため、解消されにくく蓄積しやすいと言われています。

ストレス耐性が高い人であっても、明らかなストレス刺激には対応できるかもしれませんが、マイクロストレスの蓄積は避けられません。一般にストレスを解消するには、睡眠、運動、散歩、瞑想、おしゃべり、美味しいもの、など皆さんも通常心がけていると思います。

マイクロストレス蓄積の症状
マイクロストレスが蓄積すると、疲れや辛さは感じないものの、脳内の作業記憶(コンピュータのRAMのように、一時的に情報を保持しておく領域。前頭葉にある)が縮小してしまいます。考えが先に進まない、単語を言い間違えるなどbrain fog と呼ばれる状態になります。

今回のテーマは「ストレス解消方法は既知のものとして、マイクロストレスの素を減らすこと」です。

マイクロストレスの分類 (Rob Cross 2023、一部改変)
1.業務上のマイクロストレス(capacity draining)
・自身の業務の流れを妨げられるような上司の指示、部下のミス、顧客のクレーム。
・深夜、休日の仕事に関するメール。
・時間や約束に少し遅れる。
→ 責任を共有する。自分で抱え込まない。遂行困難な依頼を断る。時間、約束を厳守する。

2.感情のマイクロストレス(emotion depleting)
・ネガティブな発言や極端に大きな声や小さな声。
・挨拶の欠如またはそっけない表情。
・話を聞くときの態度。
→ ネガティブな言葉を使わない。にこやかに挨拶する。相手に体を向け話に集中する。

3.個人的なマイクロストレス
・望まない身内や知人との関係。
・ダラダラ続けている趣味やそのコミュニティ。
・家にある不要なもの。
→人間関係を整理する。趣味を絞る。押入れのものを全部出してみる。

マイクロストレスから逃れることは困難ですが、各人がマイクロストレスを発しないように律する必要があるということです。

私自身も大いに思い当たることがあります。先日、家中の洋服(子供含む)を整理したら、ゴミ袋10袋分出ました。また、28年間大切に乗っていた車(ユーノスコスモ)を手放しました。寂しい反面、心が軽くなりました。


以上です。
2023.08.22 11:52 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 健康一口メモ

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