その81 低温やけどにご注意を
明けましておめでとうございます。
寒さも厳しくなり、1月2日には東京でも初雪が観測されました。平年より2週間ほど遅い
とのことですが、朝夜の寒さが身にしみる季節です。
先日クリニックを受診した患者さんが、貼るカイロをお尻に貼って寝たところ、翌日その
部分に500円玉ほどの跡が残ってしまったとのことです。カイロの注意書きにも直接肌に
貼らないよう書かれておりますが、痛みも痒みもなかったので、長時間使用すると低温やけどをきたす場合があります。
低温やけどは長時間に渡って皮膚が刺激を受けるため、通常のやけどよりも深い組織が障害を受けます。最初は赤くなるだけですが、1~2週間すると白くなり、その後黒くなり、
皮下組織が露出します。治るまでに1~2ヶ月かかりますし、患部の壊死(えし: 細胞が破壊
されて機能を失うこと)がおこれば、それを取り除いて植皮する必要があります。

冷え症は、圧倒的に女性に多くみられます。それは男性に比べて筋肉量が少ないため発熱
量が少なく、脂肪組織が多いため血の巡りが悪くなる(瘀血: おけつ)からです。
瘀血を改善する漢方は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん、若い人向け、瘀血+血虚)、
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょいがん、更年期女性でぽっゃりタイプ、瘀血の基本薬)、
加味逍遙散(かみしょうようさん、瘀血+神経質)があります。それでも効果がない場合は、
人参養栄湯(にんじんようえいとう、瘀血+気虚(エネルギーがない、やる気がない))という
最強の漢方があります。これは、免疫力を高め、うつ病状態、高齢者の強弱、がんの
免疫増強などに有効です。
繰り返しになりますが、冷え症の原因は、筋肉が少なく脂肪が多い状態(冷え太り)でおこります。冷え太りを解消するには、食事、温活、運動習慣が大切です。

食事は、生姜、ネギ、ニラ、玉ねぎなど体を温める食材をとるようにします。筋肉の減量になる蛋白質を多めに摂取し、温かい飲み物を飲むようにします。朝食に重きを置き、夕
食は抑えめにします。
温活として、15分以上お風呂に浸かることや腹巻き、足首サポーターなどを使用して、体
を効果的に温めます。
運動は、スクワットや腹筋などの筋トレを行い、有酸素運動で脂肪を燃焼させるようにします。入浴後のストレッチは血の巡りを改善させるために重要です。
1月20日は24節気で大寒(だいかん)、1年で最も寒い時期になります。食事、温活、運動を
心がけて、寒い冬を 乗り越えましょう。そして、貼るカイロや電気あんかによる低温や
けどにご注意ください。
以上です。
寒さも厳しくなり、1月2日には東京でも初雪が観測されました。平年より2週間ほど遅い
とのことですが、朝夜の寒さが身にしみる季節です。
先日クリニックを受診した患者さんが、貼るカイロをお尻に貼って寝たところ、翌日その
部分に500円玉ほどの跡が残ってしまったとのことです。カイロの注意書きにも直接肌に
貼らないよう書かれておりますが、痛みも痒みもなかったので、長時間使用すると低温やけどをきたす場合があります。
低温やけどは長時間に渡って皮膚が刺激を受けるため、通常のやけどよりも深い組織が障害を受けます。最初は赤くなるだけですが、1~2週間すると白くなり、その後黒くなり、
皮下組織が露出します。治るまでに1~2ヶ月かかりますし、患部の壊死(えし: 細胞が破壊
されて機能を失うこと)がおこれば、それを取り除いて植皮する必要があります。

冷え症は、圧倒的に女性に多くみられます。それは男性に比べて筋肉量が少ないため発熱
量が少なく、脂肪組織が多いため血の巡りが悪くなる(瘀血: おけつ)からです。
瘀血を改善する漢方は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん、若い人向け、瘀血+血虚)、
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょいがん、更年期女性でぽっゃりタイプ、瘀血の基本薬)、
加味逍遙散(かみしょうようさん、瘀血+神経質)があります。それでも効果がない場合は、
人参養栄湯(にんじんようえいとう、瘀血+気虚(エネルギーがない、やる気がない))という
最強の漢方があります。これは、免疫力を高め、うつ病状態、高齢者の強弱、がんの
免疫増強などに有効です。
繰り返しになりますが、冷え症の原因は、筋肉が少なく脂肪が多い状態(冷え太り)でおこります。冷え太りを解消するには、食事、温活、運動習慣が大切です。

食事は、生姜、ネギ、ニラ、玉ねぎなど体を温める食材をとるようにします。筋肉の減量になる蛋白質を多めに摂取し、温かい飲み物を飲むようにします。朝食に重きを置き、夕
食は抑えめにします。
温活として、15分以上お風呂に浸かることや腹巻き、足首サポーターなどを使用して、体
を効果的に温めます。
運動は、スクワットや腹筋などの筋トレを行い、有酸素運動で脂肪を燃焼させるようにします。入浴後のストレッチは血の巡りを改善させるために重要です。
1月20日は24節気で大寒(だいかん)、1年で最も寒い時期になります。食事、温活、運動を
心がけて、寒い冬を 乗り越えましょう。そして、貼るカイロや電気あんかによる低温や
けどにご注意ください。
以上です。
